私の彼

私の彼は、博士課程で研究をしてる。
生物学。
卒業してから、企業に就職する気はなく、「研究者人生」を歩みたいんだと。

助教はどうなの?と聞いてみたけれど、とりあえず、一度はアメリカで研究をしたいみたいんだって。

まあ、いま、論文を雑誌に投稿しようと泊まり込みで頑張ってるところで。
具体的にどこのラボに行くとかそういう段階以前なんだけども・・・。
一応ちょっと、いいなと思っているラボはあるみたい。

留学するとかじゃなくて、お金をもらう立場として行く(給料が良いとは思えないが・・・)
ポスドクってやつか。

ちょっと悲しい絵本がある。
http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html
これは極端な例なのか、ある意味真実なのか?
彼の友達でもドロップアウトしちゃった人ってのはいるらしいけど。

私なりに、博士のこととか、研究者のこととか調べてみているところだけど
なかなか・・・。
時々研究者の方のブログを拝見したりする。
私の印象だけど、博士とって研究者になって、すごいもうかったりおトクだったりすることは何もない。
ただ、好きなことを仕事にできるとか、科学の発展に貢献できるというような
そういう生き甲斐っぽいところはかなりある職業なんだろうなっておもう。
とはいえ昔のように「象牙の塔」にこもってばかりもいられない部分もありそう。
研究者も、これまでのように降ってきた研究費じゃなくって
自分で研究費を稼いでもってこーいみたいなところあるでしょ?
研究費がとれるかどうかってのは、医療分野・産業界への応用可能性が高いところになっちゃうんだろうし。
そうなると、その、「好きな研究できる!!」っていう点も薄まっちゃうのかなあー。なんて。
生命の神秘というか、生物界のメカニズムを追及するというのを目指していても
そういうところにはあんまりお金が出なそうな気がする。

ところで、
今彼も、けっこう追いつめられている。
ずっとやってきて、ためてためて発表しようとしていたんだよね。
それも私でさえしってるめちゃ有名な雑誌に。
だけどここにきて急にcompetitorがいることがわかって、やばい状況。
よく頑張っていると思う。体をこわさないでほしい。
自分は彼とは全然違う分野で、具体的な力になれないのがもどかしいけれど
私との時間が癒しになると言ってくれる☆ほんとかな

どこまで励ますか、優しく温かく包み込むかっていうのはけっこう悩むなあー。